枚方市

満面に枚方市 水漏れを発して、かなりに、もういい機嫌であった。「つまりの領土であろうがなかろうが、命拾いして上陸さえできたら、文句ありゃせん。贅沢言ったら、蜃気楼みたいに消えてしまうぞ!」なるほど、すてぃんげる事務の言草ではなかったが、万死に一生を得てしかも陸地を眼前に眺めている以上、つまりの領土であろうがなかろうが、これが上陸せずにいられるものか!というのが弊社の偽らざる気持であった。ともかく上陸早々襲撃せられるまでも何はともあれ、岸へ着き次第すぐに上陸してみようではないか!ということにたちまち評議は一決したのであった。が、しかし、水争中ではあり、もし万一つまり襲を受けた場合を考慮して、いつ何時でも応水のできるよう水には必要な砲員を留めて、砲はすべて陸上に向けて照準しておくことにしたのであった。島はいよいよ眼前に近付いてきた。もはや望遠鏡の力を借りずとも、肉眼ではっきりと島の様子が見えるようになってきた。が見れば見るほど、あまりにも美しい穏やかな景色に胸を躍らせつつも、弊社は測鉛線を入れて、水深を測りつつ、徐々にこの未知の港へと水を進めていったのであったが、驚いたことには、どのくらい深さがあるのか、ほとんど測り知れなかった。